❋ 一人声劇 ❋ 「名もない星より」
読み手:inori 台本:燈
❋ 一人声劇 ❋ 「名もない星より」
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楽しかったです!
初めてこのエフェクト使った!
素敵な作品お借りしました!
あー、あー。
わたしの声、聞こえてる?
ここは名もない星
わたしは壊れかけの通信機でこの声を送ってるの
この声がいつどこに届くのかも
そもそも届くのかすらもわからないけど
とりあえずしゃべるね
この星は、もうすぐ滅んじゃうんだって
今も星にあるものがどんどん消えていってて、
数日もしたら空っぽになるんだって
わたしはね、この星と一緒に消え去るか
何も無い星に取り残されるか
まあ取り残されてもいずれは消えちゃうんだけど、
この二択の選択を、迫られてるの
でもね、わたし見つけたの
この、通信機と小型のロケット!
どっちも壊れかけだけど、まだ使えるんだ
だからね、わたしはこの通信を送ったら
ロケットでこの星を出ようと思うの!
もちろんどこに着くかもわからないし、着く前に死んじゃうかもしれない
でも、行くって決めたんだ
じゃあ、そろそろ出発するよ
きみのいる星に着くことを、願ってるよ
ばいばい
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