君が代
国歌
君が代
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琉さんが君が代についてサウンドアップされていたので、私も明日の天皇誕生日のお祝いと君が代について書こうと思います。
「君が代」の歌詞は、10世紀に成立した『古今和歌集』のなかにはじめて現れます。正確にいうと少し異なるのですが、オリジナルの和歌が1000年以上前のものであることは確かです。
ただ、この和歌は「題知らず」「読人しらず」でした。つまり、作った人も、作られたシチュエーションも、すべてよくわからないのです。従って、「君」が誰を指すのかについて定説はありません。
もっとも、それゆえに「君」には様々な人物が当てはめられました。
例えば、江戸時代の将軍家では、「君=将軍」と解釈して、「将軍の治世が千代に八千代に永遠に続くように」という意味を込めて歌われました。一方で、「君」はときに「天皇」とも解釈されました。
また、庶民の間では「君」を「愛しいあなた」と解釈したケースもありました。文禄・慶長年間に上方で流行した隆達節という流行歌がそれです。この場合「君が代」は、「愛しいあなたが千代に八千代に健やかに過ごされますように」という意味になりました。
ところが、「君が代」は明治以降に「天皇万歳」の意味に統一されていきました。
前回述べたように、「君が代」は1869年ころに国歌の歌詞として採用されました。このとき、歌詞を選んだ人物については諸説あります。ただ、選んだとされる人々はほとんど全員、「天皇万歳」の意味としてこの歌詞を選んだ、と述べています。つまり、「君=天皇」ということです。
また、この「君が代」は1880年にメロディが改訂され、現在と同じものとなりました。この改訂に深く関わったドイツ人エッケルトは、その翌年にドイツ人向けの雑誌に「君が代」のドイツ語訳を掲載しています。そこでは「君」は「Kaiser」(皇帝)と訳されています。
来日して間もない外国人が、自分で日本の古典をひもといて意味を解釈したとは考えられません。おそらく当時の政府関係者がエッケルトに解釈を示したはずです。つまり、「君が代」成立に関わった日本人たちもまた、「君=天皇」と理解していたということです。現に、その後の公文書や民間の歌集などでも「君」は天皇と説明されました。
Comment
11commnets
- みさみさ@てきとーに楽しむ🙏😊🎤🎹さん ありがとうございます😉👍🎶 日本らしい国歌にしたくて、アレンジしてみました☺ R&Bもよぎったんですが、国歌なので却下しました(笑)
- みさみさ@てきとーに楽しむ🙏😊🎤🎹
- みさみさ@てきとーに楽しむ🙏😊🎤🎹
- めるりりあみささん( ^ω^ ) キャプに 読み入りながら サウンドを聴いていました。なんか めっちゃ ワクワク感があるね。これ。素晴らしい💜💛💜
- アノレジ@nana開く時間なくなったwこのサウンド凄くクセになる😆⤴️⤴️⤴️ めっちゃ良いーヽ(*^ω^*)ノ
- みさみさ@てきとーに楽しむ🙏😊🎤🎹
- 🇷🇺Bjorn☆ビヨンチョットみささん、僕は貴女に意表を突かれっぱなし。しかも今回のアイコンに悩殺され。君が代の君はみささんです。
- みさみさ@てきとーに楽しむ🙏😊🎤🎹
- みさみさ@てきとーに楽しむ🙏😊🎤🎹
- Ryu 🪻sound🎵(オリジナルarrange)🎵凄く日本っぽくて、素敵✨です👍 解説✏も、とても お勉強になりますた😁ありがとうo(^o^)o🌠
- なつみ♡うわぁ~勉強になりますヾ(๑ᐢꇴᐢ๑)