【声劇台本】Laplace's demon -ラプラスの悪魔-

【台本】もやし×【声】あなた

再び らんたん。さんからお言葉をお借りいたしました 「ラプラスの悪魔」 ───────── 今、僕が書き重ねたこの言葉も 今、貴方が口にするその音も もう全てが生まれる前から決まっている 僕らがいつ、何をし、どのように終わるのか 君が悩むことも、その感情も それは人生という名のカレンダーに組み込まれた「予定」であるのだ しかし、その可能性に気付いた僕らは 行く先を誰よりも早く見届けたいと 僕らは悩むのだ 僕らは誰かを愛し 僕らは誰かを憎み、時には殺して 決められた「予定」を滞りなく消費していく 「悩め」と呪いをかける悪魔の囁きにも気が付かずに 与えられた頁を自分の血で赤く染め上げる そして最期にやっと気がつく 「悪魔」と呼ばれるの運命は 「僕自身」だということを ───────── 結局、この論議は今は新たな発見で 落ち着いてしまいましたが。 僕は結局、運命は自分自身だと思います