【朗読】Ephemera　～綿雪～/ ad-lib piano BGM 鈍銀色

曲：レーニャさん　詞：ニョゼ　朗読 : aru-kai

#音ノ葉 レーニャさんの美しい調べに、ニョゼさんが歌声を重ねてお作りになる、ワンシーズンに一度の作品 ついに冬バージョンがお目見えしました 頑張って頑張って何度読み直したか分からなくなりましたが、どうしても音に納得がいかず、ついに旧アイポンまで引きずり出してしまいました んー、難しい…世界観が素敵すぎて、私なんぞの技術では上手く表現できない… これが今の私の限界です（笑） ーーーーーーーーーーーーーーーー その美しさに手を伸ばせば 涙がうるむようにとけていく どこまでも凍てついた空から舞い降りた 冬の欠片(かけら) 海の波が岩に飛びかかっては砕け散る 森の奥で迷子の仔鹿が鳴いている 電線に並ぶカラスたちはもうじき巣へ帰る 公園の片隅に転がっている空き缶 駅のホームで物も言わずに手を振る若い二人 あの老人のくたびれた皮手袋は大切な人からの贈り物 赤いニット帽の女の子は今から髪を切りに行く どこまでも凍てついた空から舞い降りて はじめましてとさよならを告げに来た 儚い冬の欠片