俺は”奇跡”を期待していた 【声劇台本】
作:春 朗読者:
俺は”奇跡”を期待していた 【声劇台本】
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nanaでは初の台本です
モチーフになった作品があるのですが伏せておきます。わかった人は作者の同志ですね
少し重たいものになっていますがお気軽に声を吹き込んでくださると作者喜びます
#声劇 #シリアス #声劇台本
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あの時ああしていれば
俺がお前拒絶しなければ
俺が素直な気持ちを話していれば
そんな後悔はもう飽きるほどしている
お前は知らないだろうが
俺にとってお前は神様みたいな存在で
こんな自分が安易に触れてはいけない存在で
でもそんなことは言い訳にすぎなくて
お前が裏切った
その事実を知っても
説得すれば戻って来てくれるんじゃないかって
そう、きっと俺は”奇跡”を期待していた
柄にもなく信じていた
先輩達の奇跡みたいな姿を見ていたから
俺もお前と共に…
そんな風に
『殺してほしい、お前の手で』
お前の最後の望みだった
そうすることしかできなかった
そんなことしかしてやれなかった
苦しかったどうしようもなく
お前はもっと苦しかったんだよな
もっと早くに気持ちを伝えていたら
そんな風に今でも思ってしまうほどにお前のことが大切だったよ
伝えられなかった気持ちを胸に
俺は今日も銃を構える
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コラボの際はコメント、または拍手をしてくださると嬉しいです
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