【一人用声劇台本】極上の美味を求めて【オリジナル】
演者様のお名前をどうぞ
【一人用声劇台本】極上の美味を求めて【オリジナル】
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「迷宮レストランへようこそ」
nana-music.com/sounds/01f95a17/
の客サイド。
続編というより、とある客の話。
ちょいホラーというか若干アレな表現あり。苦手な方はご注意。
素敵なBGMをお借りしております。
台本:極上の美味を求めて
《概要》
美食家たちの間に、まことしやかに流れる噂がある。
とある森の奥深くに、極上の美味を求める者のみが辿り着けるレストランがあるという。
来客には試練が与えられ、その試練をクリアした者のみが、極上の美味に辿り着ける。という噂。
挑んだ者は多けれど、試練を乗り越え美味に至った者は未だ現れないという。
今回の挑戦者は若い男性。
偉業を成し遂げる瞬間を記録せんと、ボイスレコーディングを行いながら試練に挑んだ。
果たして、その結果やいかに……?
《台本》
どこをどう歩いたのか、もう覚えていない。
レストラン《ラビリンス》の支配人……シュヴァインとかいうあいつは、俺を巨大な迷宮へと案内した。
極上の美味を味わいたければ、この迷宮を抜けてみろ、と。
俺は喜び勇んで迷宮に踏み込んだ。
こんなもんすぐクリアしてやる!と。
……その勢いを保てたのは、ほんの数時間だった。
どこまでも続く真っ白な壁。
傷も汚れもない壁が、俺の精神を削り取っていく。
もう、何時間さまよっているだろう。
シュヴァインの言う通り、リタイア用の扉も非常通路もない。
しかし、不思議と腹は減っていない。なぜだろう。
一緒に迷宮に入った連れとは、いつの間にかはぐれてしまったようだ。
もしかしてあいつは先に出口に辿り着いたのか?
……なぜか真っ赤に染まった手で自分の頬を叩き、鉄の味がするつばを吐いて、俺は再び迷宮の奥へと歩き出した。
※アレンジ等はご自由に!
Comment
3commnets
- nekoコラボさせていただきました。 ありがとうございます
- おなすお借りしましたよ!難しかったよ!
- 来世から本気だすあーたおかりしました