【声劇】後輩と先輩。10【台本】
後輩「〇〇○」×先輩『□□□』
【声劇】後輩と先輩。10【台本】
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鳥のように自由な後輩と、その自由の代償を払わされる(言いたかっただけ)先輩の掛け合い台本第10弾です。
もう更新しないと思いましたか?
残念、更新します。
今回も文化祭です。
クラスの出しものである動物喫茶にて働く後輩ちゃん。そこに偶然、ふとした拍子に、数奇なことに、通りがかる先輩。
まぁ、学校は狭いですからそんなこともあるでしょう()
後輩は女子、先輩は男子で想定していますが、アレンジやアドリブはご自由にどうぞです。
後輩「」
先輩『』
以下本文です。
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「いらっしゃいませ、そちらの席に…あれ先輩、どうかしましたか」
『たまたまそこを通りがかったら、たまたま君が見えたから、調子はどうかなと思って、ほんのちょっと様子を見に…』
「ありがとうございました」
『いやいや、送り出さないで。ところで君は何の格好をしてるの』
「鳥です」
『鳥か、漠然としてるね』
「私、はっきりとしてるものよりも、漠然としてるものの方が好きなんです。想像の余地があって。ふふ、この羽、どうです」
『そのサイズだと天使の羽みたいだね』
「え、聞こえませんでした。そのサイズだと、という言葉と、羽、という言葉をのぞいてもう一度言ってください」
『天使みたいだね…?』
「録音しました」
『何に使うんだ。やめてよ裁判で証拠品とかに使うの』
「安心してください、自分用です」
『それはそれで安心できない』
「ところで先輩、ご注文はなさらないのですか」
『んー、この鳥ドリンクって、なんだろう』
「先輩は知る必要のないことです」
『いや、僕、客…』
「客という言葉を盾にして、自分の要求を通そうとするのは感心しませんね、先輩、いや、客?」
『それは一理あるけど、この場面で使われるのは釈然としないな…』
「先輩、鳥ドリンクは、私考案なので安心して下さい」
『だと思ってたし、むしろそれが心配なんだけど…まぁせっかくだし、それで』
「かしこまりました。…ところで先輩」
『ん?』
「あと10分ほどで私のシフトが終わります。少し待っていてください」
『…だから来たんだよ』
「今、何か言いました?」
『いや、何も。鳥ドリンク楽しみにしてるよ』
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ストーカー先輩、爆誕です。
後輩が何気なく話していた内容を、仔細に記憶していただけです。ただの良い先輩です。他意はありません。ほんとうです。信じて下さいって。
#声劇 #台本 #声劇台本 #掛け合い #後輩と先輩
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2commnets
- 🍞鈴城蓮🍞 どこかのソムリエ久しぶりに本編お借りしました~!(*´﹃`*)
- きなこお借りしました