竹取物語
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竹取物語
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古文
今は昔、
竹取の翁という者ありけり。
野山にまじりて竹を取りつつ、
よろづのことに使ひけり。
名をば、
さぬきの造となむいひける。
その竹の中に、
もと光るたけなむ一筋ありける。
あやりがりて寄りて見るに、
筒の中光りたり。
それを見れば、三寸ばかりなる人、
いとうつくしうてゐたり。
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