【一人声劇】自問自答【台本】
くりまな
【一人声劇】自問自答【台本】
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お久しぶりです!
活動復帰しました!
これからもよろしくお願いします!
#一人声劇 #台本 #一人二役
「味方がほしい。僕(私)の全てを受け入れてくれるような味方が。」
『じゃあ、ボク(ワタシ)がミカタになってあげるよ』
虚像のボク(ワタシ)はそう答える。
「偽物の優しさなんていらない。本当の優しさが、ほしい(ほしいの)。キミ(アナタ)は、それを僕(私)に与えられるの?」
『いくらでもホンモノのヤサしさをあげようじゃないか』
「嘘だ。似たような言葉は何度も耳にしてきた。」
『ウソじゃない。ボク(ワタシ)はいつだって、キミのミカタだ(だよ)。キミ(アナタ)がダレかのワルグチをいっても、キミ(アナタ)がなんにもデキないヒトでも。ボク(ワタシ)は、キミ(アナタ)の、ミカタだ(だよ)。』
「嘘っ....うそだっ....僕(私)はもう騙されないぞ....なんども騙されてっ、....きたからっ....わかるんだっ(わかるのっ)、」
泣きながら、ボク(ワタシ)を否定した僕(私)は、きっと、醜いだろう。
なのにキミ(アナタ)は僕(私)を優しく抱きしめる。
嗚呼、冷たくて温かい。
『ナいても、イいんだよ。ここにはキミ(アナタ)と、ボク(ワタシ)しかいないから。』
「ぅっ.....あぅっ....ぼく(わたし)はっ.....生きててもっ....いいのかなぁっ....」
僕(私)にボク(ワタシ)は答えた。
――――『イきてても、イいんだよ』
「」=主人公的存在
『』=虚像の主人公
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