声劇『序詞』
はなり×あなたのお名前
声劇『序詞』
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*朗読/しっとり
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◯拝啓、シュミット伯爵様
◯急なお手紙にさぞ驚かれていることでしょう。どうかお許し下さい。
◯イールハウドスは随分と変わってしまいました。煌(きら)びやかで、絶えず賑わっていたお屋敷は、今では見る影もございません。
◯それもこれも、奥様が亡くなられたからなのでしょうね。私(わたくし)にとって、旦那様と奥様にお仕えした8年間は、夢のような時間でした。
◯しかし、全てはまやかしの日々なのです。今から旦那様がご存知ない真実を書こうと思います。
◯お気に障ったなら、どうぞ私を下世話な女だと罵って、手紙は暖炉の火の中にでも、放ってください。ただ旦那様が少しでも奥様の真実を知りたいとお思いになるのなら、どうか最後までお読みになってください。
◯奥様の死は、病によるものなどではありません。愛した方と、その生涯を添い遂げられたのです。私が書き記すのは、昼の海のように穏やかで、時に嵐の海のように激しい、エミリア・シュミット婦人の、愛の物語です。
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#声劇 #声劇台本
洋書独特の、くどくどした口語調が大好物のはなりです(*´`*)今回は、洋書風を目指してみました✨
【コラボについて】拍手下されば、後はご自由に演じてくださって構いません!性別・細かい台詞アレンジ大歓迎!台本コピペの際はここまで、まるっと全部コピペお願いします。
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