朗読 台本〉儚い願い
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朗読 台本〉儚い願い
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君の姿が見えた。
でも俺は君から見えるはずもない。
妖や人間という概念を越えて俺は君を好きになった。なぜかはわからない。いつの間にか好きになっていたんだ。
君はいつも同じ場所で笑い、泣き、怒り、困り、いろんな表情を見せる。
まるで俺が見えるように。
俺はただここから君を見つめることしかできない。君が泣いても抱きしめることすら許されない。だって俺は君に触れられないから。
ああ君はいつも美しい。
風になびくその髪もその笑顔も。全てが俺を虜にさせる。
君に触れたい。君の瞳に写りたい。こんなにも近づいても君は気づかないのだから。
俺のこの想いも全て風に乗って消え去ってくれればいいのに。
淡く儚い願いなど届くはずもないのだから…
あやかしさん。
やはり妖狐かな。妖狐が一番書きやすかったりする。
妖っているのかいないのか分からないですよね。私の目には写らないし、他の人にも写るのか分からない。けれど、どこかにいそうな気がしてならなくて、こうやって誰かに想いを寄せてるかもしれないかなーなんて思いながら書いてました。
アレンジやアドリブはご自由にどうぞ。
コラボする時は、拍手かコメントお願いします(*´ㅈ`*)♡
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