朗読声劇『最後の嘘を、君に。』
貴方の名前
朗読声劇『最後の嘘を、君に。』
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せつねぇ……(2回目
これからも、ずっと…隣には君がいるって思ってた。
君とは生まれた時からお隣さん。
毎日のように喧嘩して、笑って、泣いて…
私(俺)の思い出のどこを見ても、いつだって君がいる。
でも…
これから君の思い出の中に映るのは、私(俺)じゃない。
ねえ、好きだった人。
私(俺)じゃ君を、幸せにできないから。
ああ、涙が出そう。
ダメだ。この嘘だけは、突き通さなきゃ。
大丈夫。今までだって…秘密にしてきたんだから。
最後の嘘を、君に贈ろう。
「絶対に…幸せになってね」
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