よだかの星
amazarashi
よだかの星
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夜空企画:第4弾
よだかの星 / 宮沢賢治
よだかは、美しいはちすずめやかわせみの兄でありながら、容姿が醜く不格好なゆえに鳥の仲間から嫌われ、鷹からも「たか」の名前を使うな「市蔵」にせよと改名を強要され、故郷を捨てる。
自分が生きるためにたくさんの虫の命を食べるために奪っていることを嫌悪して、彼はついに生きることに絶望し、太陽へ向かって飛びながら、焼け死んでもいいからあなたの所へ行かせて下さいと願う。
太陽に、お前は夜の鳥だから星に頼んでごらんと言われて、星々にその願いを叶えてもらおうとするが、相手にされない。
居場所を失い、命をかけて夜空を飛び続けたよだかは、いつしか青白く燃え上がる「よだかの星」となり、今でも夜空で燃える存在となる。
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かぶとむしや、たくさんの羽虫が
毎晩僕に殺される
そしてそのただ一つの僕が
こんどは鷹に殺される
それがこんなにつらいのだ
僕はもう虫を食べないで
飢えて死のう
いや、その前にもう
鷹が僕を殺すだろう
いや、その前に
僕は遠くの遠くの空の向うに
行ってしまおう
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6commnets
- shino
- 笹かにかま
- shino
- 笹かにかま僕宮澤賢治大好き🍀😌🍀 shinoさんボイスの朗読聴けてぼくしゃぁわしぇ(*´∀`)
- shino
- マキさん🦌旧垢2017/7/20迄イケボの朗読が寝起きに沁みました… カシオペアってまだ見れるっけ? 田舎は星が丸見えなので、天気のいい日に探してみよ