【声劇】「塗り絵作家と透明少女」
塗り絵作家 ⚪︎⚪︎ × 少女 ⚪︎⚪︎ × ナレーション ⚪︎⚪︎
【声劇】「塗り絵作家と透明少女」
- 24
- 0
- 0
〜
塗り絵作家“エヌ”は旅の道中、不思議な少女と出会う。
少女は色を持たず、自分自身の名前すら失くしてしまった様だった。
〜
エヌ
「おや? あんな所に可愛らしいお嬢さんが!・・・どうしたんだいお嬢さん、こんな所で倒れていたら危ないヨ!」
少女
「・・・貴方私が見えるの?」
エヌ
「えぇ見えますとも! 可愛らしいお目目に吸い込まれてしまいそうなく・ち・び・r
少女 ※エヌの台詞を遮る様に
「わたし・・・しんだんじゃないの・・・?」
エヌ
「んもー、釣れないネ。・・・そうだネ、君の言う様に君はもう死んでるヨ?」
少女
「やっぱr
エヌ ※少女の台詞を遮る様に
「ただし身体だけ、ネ!」
「大丈夫、僕が今から戻してあげる。
だから安心して・・・少し目を閉じていて。」
少女
「・・・うん。」
〜
エヌ
「・・・うん、もう大丈夫。目を開けてごらん。」
少女
「・・・・・・ひか、り?」
エヌ
「さぁ、行くよロルカ!」
少女
「・・・っロル・・・?!」
エヌ
「置いていっちゃうヨー?!」
少女
「あ、待って!」
〜
足早に駆ける少女(わたし)は、先程まで自分がいた場所を横目に見る。
そこには色を失った自分(しょうじょ)が、
自分(わたし)に向かって手を振っている様な、そんな気がした。
〜
初台本なので至らぬところはあると思いますが、よろしくお願いします。
〜 に囲まれた部分がナレーションになります。
ナレーションはどちらがやっても良いと思います。不思議な絵本を読む様なそんな感じのお話です。
きっと続きます。
Comment
No Comments Yet.