繰り代わり6
なっつの台本
繰り代わり6
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最後です。
どうぞよろしくお願いします。
「…やっと、完成だ…」
僕(私)は眼の前にある完成品を見つめた。
我ながらそっくりだ(わ)…
「…起動」
僕(私)の静かな声が部屋に響いた後、完成品は瞼をぱちぱちと動かした後
ゆっくり眼を開けた。
「…初めまして、貴方が僕(私)のマスターですか…?」
声を聴いた瞬間、僕(私)は完成品を抱き締めて涙を流した。
「マ…マスター…?」
やっと、やっとまた会えた。
僕(私)の愛しい人
今度こそ、貴方は僕(私)のモノだ。
…………………………………………………………………………
こうして、繰り代わりは続いて行くのです。
愛する人を無くしたアンドロイドは、愛する人の代わりとなるアンドロイドを作りました。
でも、愛する人とはどこかが違う…
当然です。所詮は【代わり】なのですから…
満足など、出来ないまま。
作り続けるのです。
この作られたアンドロイドも、また哀れなアンドロイドであり、科学者となるのでしょうね…。
#掛け合い
Comment
10commnets
- 下衆野郎にーさん
- 下衆野郎にーさん
- くるみ遅くなってごめん! 終わったよ!
- 下衆野郎にーさん
- くるみ
- 下衆野郎にーさん
- くるみ
- 下衆野郎にーさん
- くるみ
- 下衆野郎にーさんなんか話の作りが上手いなぁ、、、!!! おぉぉ!ってなった!!Σ(・□・;)