【声劇台本】死闘前夜【オリジナル】
演者様のお名前をどうぞ
【声劇台本】死闘前夜【オリジナル】
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時代劇風声劇台本です。
BGMはついておりません。
いい感じのBGMがあればご自由にお付けください!
以下、台本になります。
死闘前夜
《概要》
舞台は江戸時代。
名も無き小藩の藩士「藤枝 宗玄(ふじえだ そうげん)」は、剣豪と名高い江戸の旗本「鹿川 頼母(ししがわ たのも)」に己の生まれと剣の腕を蔑まれる。
屈辱に耐える宗玄だったが、鹿川の罵倒はついに妻のおりくにも及び、辛抱たまらず刀を抜き放つ。
当然まるで歯が立たない。鹿川は宗玄の弱さに呆れ果て、日を改めての再戦を言い渡す。
貴様にも武士の一分があるならば、その日までにせいぜい腕を磨いておくことだ、と。
そして死闘前夜。
あらゆる手を尽くし、剣を振るい続けた宗玄。
愛するりくに別れと詫びを残し、己の名誉と誇りを守り抜くため、果し合いへ赴く。
《セリフ》
宗玄:「りく……わしの刀を」
りく:「こちらに……」
宗玄:「む……すまんな、りく。わしが武士であったばっかりに、そなたに辛い思いをさせることになる」
りく:「(できるだけ凛として)いえ、わたくしも武士の妻。覚悟は出来ております」
宗玄:「(少し笑って)わしのような田舎侍には出来すぎた妻だな、そなたは」
りく:「とんでもございません。わたくしなど」
宗玄 :「……刻限だ。さらば、とは言わん。必ず、必ずここに帰る。約束しよう。いくら鹿川どのが剣の達人だとて、わしは負けん。必ずそなたの元に帰るぞ」
りく:「(できるだけ気丈に)ご武運を」
(少し間を開けて)
りく:「(涙声で)ちっとも変わってない……嘘をつく時、眉が少し下がる癖……まだ直っていらっしゃらないのですね……(泣き崩れて)…………さようなら、宗玄さま………」
アレンジ等はご自由に!
是非皆さんの素敵な演技をお聞かせくださいませ。
Comment
5commnets
- neko事後でございますが、素敵な台本をいただきました。 ありがとうございます!
- ぬお借りしました(๑ ́ᄇ`๑)
- とぽお借りしました(*´∀`)♪
- RinBELL
- まる太かっけぇ……