【朗読 台詞】彩り、散るは華【声劇 台本】
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【朗読 台詞】彩り、散るは華【声劇 台本】
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『そんな人生でした。』
宮園です。スランプ脱却!
やっと台本書けたよー!書けた!
やっぱね、廃頽してる方が私は書きやすいな。
無駄に理想に手を伸ばすのは、やめにしたよ。
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所謂(いわゆる)、馬鹿なまま生きていけたのなら、どんなに良かったのでしょう。
純粋に、心から笑い、
綺麗な日々を歩んでいけたのなら、
私は何になっていたのでしょう。
学生時代に書かされた、
心の無い、将来の夢でも叶えていたのかしら。
好きなことのために、今日まで生きてきましたが、
いつの間にか、それも、
他人を楽しませる為の道具、に成り果てていたのです。
幸せになるには、それと同じ重さの犠牲があるのです。
私を、皆は笑った。
私も、笑った。
ただ、それは、人を幸せにするためについた嘘であり、
私を殺す、一つの手段でもありました。
所詮、馬鹿な嘘つきなのです。
私はそれを、知っていました。
幸せなど、望みません。
ただ、今の堕落した、私が居るのなら。
猫を被った、虚しい道化師が居るのなら。
私の中の、無垢が、
明日、目覚めるのなら。
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※BGMはレーニャ様から。
#なずなシナリオ
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