声劇「それでも、好きだから」台本
ゆずみかん
声劇「それでも、好きだから」台本
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台本、初書きでございます。結構小説っぽくなりました(;´д`)
遠くへ行ってしまう彼へ、彼女が伝えたかった想いの話です。 #声劇台本
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あと少し、もう少しだけあなたのそばに居られたら良いのに。
あなたと一緒にいられるのも今日で終わり。
すぐそこの曲がり角まできたら、恥ずかしがり屋のあなたは「ここでいい」って言うの、私分かってるんだから。
「もう、ここでいいよ」
ほら、やっぱり。折角繋いでいた手もあなたはあっさりと離しちゃう。
じゃあな、とか、私の頭を撫でたりすることもなく、あなたはさっさと行ってしまう。
遠ざかるあなたは私のことなんかもう忘れたみたいに、一度だって振り返らない。
ねぇ、どうして何も言ってくれなかったの?
私あなたが思っているほど聞き分けの良い女じゃないのよ?
出来ることならずっと一緒にいたい!
あなたの隣で笑い合っていたい!
けど、あなたは違った……。
私を置いてあなたは遠くへ行ってしまう。自分の夢の為。私には相談すらしてくれなかった。
ねぇ、こっちを見ないのは私を信頼してるからなの?
ふざけてるよね、私の気持ちなんか知りもしないで!
バカ、馬鹿っ、酷い男よ……!!
でも……っ大好きよ……っ!
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1commnets
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