[声劇] 魔王、グダる。

作.景都 魔王:毛糸 × 勇者 △△

勇者、求む。 てか魔王だって絶対漫画とか読むよね。 だって生きてんだもん。 以下 台本 魔王→○ 勇者→△ △「ねぇ……」 ○「んー？」 △「そろそろ戦ってもらいたいんですけど……」 ○「あー、これ読みきったらね」 △「テメェふざけんなよ？さっきと言ってること違うじゃねぇか！」 ○「えー、俺さっき何て言ったっけ」 △「進撃のメロス３巻読み終わったら相手してやるって言われたから、大人しく正座して出されたお茶すすって待ってたんだよ？ お前今持ってるそれ何巻だ、あ？俺には６って数字が見えるんですけど？」 ○「んだようるさいなぁ……３も６も変わらんわ」 △「いやどこが！？てかそういう問題じゃねぇんだよ、お前、俺のこと、待たせてる。OK？」 ○「わかったよ、仕方ないなぁ……で、お前何しに来たの？」 △「面倒くせぇ！何この魔王面倒くせぇ！戦いに来たんだよ！」 ○「何のために 」 △「魔王軍との戦争終わらせて平和取り戻すんだよ！」 ○「は？」 △「は？」 ○「いや、そっちの世界との戦争なんてとっくに終結してんじゃん」 △「いや……え？どゆこと？」 ○「あー、もしかしてあんた最近の情勢分かってない？」 △「えっと……ちょっと教えてくれると助かる」 ○「戦争してたのは先代魔王の時の話ね。俺にはそんな趣味ないから、俺が魔王の位継いだ瞬間に人間界と停戦協定結んで戦争なんざ止めて、関係改善なう」 △「あ……そうだったんすか」 ○「うん、俺暴力で物事解決するとかあんま好きじゃないから」 △「あ、その……なんかすいませんでした」