【2人声劇台本】ところてん 9
A: B:
【2人声劇台本】ところてん 9
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前回の続きです
前回のお話↓
http://nana-music.com/sounds/01cf99ef/
次回のお話↓
http://nana-music.com/sounds/01ee107f/
ところてんのお話まとめてます↓
http://nana-music.com/playlists/897054/
最初の2セリフは、前回のシーンにかぶっております
アドリブ、性別変更、方言変更おっけーです
テンポよく演じちゃってください( ・∇・)
店主が、なぜこの食堂を経営することになったのか
過去が語られます
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A「で、上から黒蜜かけたあんねん」
B「黒蜜はお客さんが言いはったんじゃないですか」
A「うんうんうん、今になってわかったわ」
B「なにがわかったんですか?」
A「さっきあんたがえらいパニクってた理由が」
B「あ…ああ」
A「そりゃね、こんなもんの上に黒蜜かけるやら酢かけるやら言われたらパニクるわなぁ」
B「はい。…正直死にたかったです」
A「そんなパニクってたんや」
B「やっぱり僕が出しているところてんは、おかしいんやと」
A「じゃあなんでこれを俺に出した?」
B「…これに、賭けてみようと」
A「切ないギャンブルやのう、それは。勝てる見込みゼロの賭けやぞ」
B「だって、これしかわからへんから」
A「これしかわからへんておかしいやんけ。これ全然違うんやから」
B「どうしてもわからんのです」
A「なにが?」
B「ところてんて、どんなもんか」
A「も、やめといたらええやんけ。わからんかったら、メニューから外せや」
B「だって!死んだ大将の食堂を、できるだけそのまま引き継いであげたかったんやもん」
A「死んだ大将?」
B「はい」
A「ほー。あんたここの2代目ですか?」
B「はい」
A「え、初代の大将というのは?あんたのお父さん?」
B「いいえ」
A「じゃあ何?」
B「何って…別に関係のない人です」
A「関係のない人?」
B「はい」
A「それはどういうこと?」
B「別に、血縁関係はないということです」
A「はぁ。え、じゃああんたはここの何?従業員やったわけ?」
B「違います」
A「それも違うの?」
B「はい。客でした」
A「あ、客やったの?
はー、じゃあこの店の味に惚れこんで、通う常連客で
で、ここの大将が亡くなった時に、まぁどうしてもこの店の味を絶やしたくないと」
B「1回しか来たことないです」
A「え、なにが?」
B「だから、常連客じゃなかったということです」
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