【声劇台本】走馬灯の舞台裏

読み手：クロコ　BGM：シュリ

#シュリオリジナル #シュリBGM #声劇 #台本 #声劇台本 #朗読 久しぶりに朗読、1人声劇は凄く課題を見つけられて自分の実力のなさにがっかりさせられまする。 シュリさん、asunaさん、とっても素敵なBGM、台本を本当にありがとうございましたm(_ _)m 以下台本 －－－－－－－－ やあ。どうだったかな？ 人生最後の映画は。 そう。それはよかった。 ん？あぁ、僕はただの映写機だよ。 君の人生を見届けて編集して映し出す。 そうして、最高の走馬灯を見せて「向こう側」に送るのが役目。 だけど…君はまだ「向こう側」に行けないみたいだね。 大切な誰かさんと待ち合わせ？ それともまだ足りないフィルムがあったかな？ ま、別に事情は聞かないし気負う必要はないさ。 待ち合わせするのは勝手だし、 フィルムに満足出来ないなら僕の責任だからね。 さて、君がまだ客席に座り続けるというなら僕も映写機として働いてあげよう。 僕が作り上げた走馬灯以外にも君のフィルムならまだたくさんあるからね。 走馬灯において不必要だと思われるもの、君が忘れてしまったもの、君が自ら隠したもの。 言わば、走馬灯の舞台裏を君が望むなら見せてあげよう。 生きている時と違って時間に追われることもないし生き恥さらすなんて概念もないからね。 君の気が済むまでどの場面でも何度でも僕は映し出してあげる。 －－－－－－－－