【一人声劇】ジョギング
チュピカ
【一人声劇】ジョギング
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いつもより早く目を覚ました。
特に理由はないけれど、外を走りたくなったから。
着替えて外に出ると、まだ薄い色の空と冷たく澄んだ空気を感じ、なぜだか小さい頃に遠くの遊園地に朝早くから連れて行ってもらったことを思い出した。
すー、はーと深く深呼吸をして僕はゆっくりと走り始める。
いつもは忙しくて耳に入らない、鳥の鳴き声、木々の揺れる音。
それらは注意して聴くとそこら中にあふれていた。
自分が今走っているのは町中であるのに、耳を澄まして聴こえるのは自然の音。
走っている時間はあっという間で、いつの間にか折り合えさなければ遅刻してしまう時間になっていた。
そして、走り終われば清々しい疲労感とやりきった達成感が確かにあった。
そして僕の目覚まし時計は以前よりも1時間早くセットされるようになった。
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ちょっと長い文になってしまいましたが読んでもらえると嬉しいです!
あ、僕は朝早く起きるのも朝走るのも無理ですww
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