【朗読 台詞】Antique World,【声劇 台本】
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【朗読 台詞】Antique World,【声劇 台本】
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『人は、無いものほど欲するのです。』
もしもの話です。変な話です。
昔は良かった、のような。
Antique=100年以上経った物(定義)
作中に出てくるのは1910年以前のヨーロッパです。
(因みに作者は世界史マニア。)
解説が台詞より長いので、下に書いておきます。
(解説を見てくだされば意味が大体わかるかと……)
暇つぶしにでもご覧下さい。
<台詞>
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もし、世界が発展していなかったのなら。
私は、何をしていたのかな。
何処かで、一つでも違う選択をして居たのなら、
"今"は無かったのかな。
こんな思いも、存在しなかったのかな。
過去は戻らない。
見たことの無い過去を確かめたくても、
それを知る人は居ない。
データに管理されない、
手書きの言葉を心待ちにする世界、
明日の天気を予想する世界、
全てに人の手が、心がこもった、
そんな御伽話のような世界を見たかった。
理論と規則に縛られない、
素敵な世界が欲しかった。
空想で、終わらせたくなかった。
本の中に描かれた、
記憶に閉じられた御伽話。
そんな世界、
もう存在しないや。
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※BGMはシュリ様から
~解説~(最近増えたなこの欄)
主人公は現代に生きる人です。
主人公は昔からアンティークが好き。
その中でも昔の街並みの写真が好き。
昔の街並みを見て、主人公は思うのです。
世界はあっという間に変わり、
過去は消えるしかないのか、と。
機械の苦手な主人公は言う。
『この素晴らしき過去の時代を感じられたなら。』と。
人は発展を願う。便利を願う。
だからこそ、不便な過去は消える。
機械に管理された世界で、
人の愛を、感じられるものかな?
自動で量産されたものに、
温もりはあるのかな?
仕事に追われる世界で、
自分らしく生きているのかな?
自分らしさを、ちゃんと持っているかな。
主人公は今日もそんなことを考えながら、
幸せな夢を見るのでした。
(便利を願う者と、過去を願う者。)
記憶に閉じられた御伽話は、
誰もが読んだことのある、絵本のような。
確かにあの日存在した、
昔の自分の記憶のような。
(まるで前世なのかと疑うくらいに、切なく、恋しくなるんだ。)
#なずなシナリオ
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- 憂うものお借りさせてもらいます
- 金平糖お借りします……!!
- 紫羽またまたお借りします!
- みかん@フォロバ用垢つくりました🌻お借りしました! なずなさんの台本が大好きです。これからも応援しています!
- 秋 - A K I -お借りしました!
- 恋のナガト伝説おかりしました!
- ざるそば@朗読お借りしました! とても素敵な台本で 、読むのがとても楽しく,わくわくしました!!本当にありがとうございました💫💫
- 波亜お借りします!
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- 儚 夏 ▷◁♡*。゚@ただいまお借りします。
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