【一人声劇】小悪魔【台本】
朗読者【ショウナ】
【一人声劇】小悪魔【台本】
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してはいけない、恋をした
気づいたときにはもう遅くて
真っ逆さまに底なし沼のなかへ
悔しくて悔しくて
わんわん泣いてたら、突然
ちいさな悪魔があらわれた
それは、こう囁いた
『その人の前で、
その人の恋人をほめなさい』
なんでだろう、言うとおりにしなくちゃ
って思った
その人の恋人の素敵なところ、とにかく
ほめて、ほめて、ほめたら
その人の顔はだんだん
くもっていった
「あの人はそんなにいい人じゃ、ないんだ…」
愛しい人が目の前で涙を流してる
とっさに、優しく抱きしめた
そしたら、また、悪魔がこう言う
『ほら、わたし(ぼく)じゃ、だめですか?
って言ってごらん』
その日、愛しい人は
わたし(ぼく)のものになった
月明かりに照らされて、
重なった影がのびていく
そっと振り返ると、
わたし(ぼく)の影から
ちいさな悪魔が、ニタリとわらっていた
『「ふふ、しあわせだなあ」』
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またまた素敵な台本を見つけてしまったのでお借りしましたぁぁ(>人<;)
小悪魔って、誰の心の中にも潜んでるもんだと思うんですよね…。
それはきっと、あなたの中にも。
#声劇台本 #声劇 #一人声劇 #朗読
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