詩【つばさ】 田山みきお
ふぇざあん
詩【つばさ】 田山みきお
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子供の頃は 広い空にあこがれて
流れる雲を追いかけてた
だけど現実は 私の想いを殻の中に押し込める
朝の電車から見える風景
空ははるか遠くに見えて いつしか地面を追うばかりの日々
冷めた心を温めるように 私の翼は折りたたまれたまま
現実の殻を破れば 新しい世界がそこに広がっている
そこから見上げれば あの蒼い空
疲れたのなら 休んで雨が止むのを待てばいい
向かい風が吹いて 私の翼はそれを飛び立つ力に変えてくれる
日々の暮らしは滑走路(ランウェイ)
その先に続くは 果てしない空
まだ巣立つ勇気はないけれど いつかきっと あそこも私の空
あの雲越えたら 私の心も澄んだ蒼色(あおいろ)になる
だから ねえ 顔上げて
勇気踏みだし
翼広げて
いつか飛び立とう あの空へ!
#詩 #朗読 #田山みきお #つばさ
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