《声劇》鉄の心の思うるは
BGM:シュリ 台本:鎖久羅 カレイド役:△△△ リーア役:◇◇◇
《声劇》鉄の心の思うるは
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やっとこさ、ネット本職の一つ、書き師の仕事が出来ました!
今回は短編です♪
近未来。人工知能の発達により、人と密接に暮らすロボット達。その一人であるカレイドは、まだ幼さの残る一人の少女リーアに、恋情を抱いていた。しかし、自分は子を残すことのない、年老いぬ機械。彼女と結ばれても、幸せにすることは出来ない。そんなある日、いつもの湖のほとりで、リーアがカレイドに伝えたのは、自分が結婚をしなければ、自らの家が潰れてしまう、ということだった……
△→カレイド
◇→リーア
(リーアが伝え終わったところから)
△そうか……大変だな
◇はい……家を潰すのは嫌ですが、私は、結婚なんて……
△そうだろうな。リーアはまだ16だ。本来なら、結婚を考える歳じゃない。
◇カレイドさん。
△ん?
◇今の話を聞いて、貴方は何にも感じないんですか?
△なに?
◇貴方なら、何か言ってくれると……
△俺は恋人でもない。何を言おうにも、言えることがない。
◇なら、恋人なら、言えるんですね?
△なっ!?
◇カレイドさん、私と恋人になってください。
△ばかか!俺はロボットだぞ?子を作ることも、年をとることもない。そんな奴と結ばれても、辛いだけだろうが……
◇そんなことありません!子を成せなくたっていい!私は、貴方と一緒に居たいんです!
△……そんな言い方するな……
◇嫌です!貴方が折れるまで、私は何度だって言います!私はカレイドさんが大好きだから!
△っ!……あぁもう!俺だって!俺だってリーアが好きだ!けど!俺と結ばれても!俺はリーアを幸せになんて……
◇貴方が私を幸せにするんじゃない!貴方と私で幸せになるんです!
△なっ………………クソ、口だけは達者に…
◇カレイドさん……
△わかった、そこまで言うなら、俺は折れよう。だが、後悔しないんだな?
◇もちろんです……大好きな人と結ばれるんだから……
△……そうかよ。
ところどころ、口論のところは早口に
後、カレイド役の方は、エフェクトを
Chorus
にしてください。
ご自由にどうぞ!
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