【朗読】吸血鬼【台本】
台本:蒼騎 声:あなたのお名前
【朗読】吸血鬼【台本】
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【設定】
主人公は人体実験の末に完成した唯一の人工吸血鬼。研究室から出た事がないので皆血を啜るものだと思っている。主人公は言葉を発する事も理解も出来ない。そんな主人公の元へある日1人の男性が現れた。
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【台本】
いつもと同じ薄暗い部屋。
鼻につく嫌な臭い。
私と同じ顔をした動かない人形。
私にあるのはただ「お腹がすいた」という事。
私は同じ顔の人形(エサ)を掴んでは首筋に齧り付く。
口に広がる鉄の味。
美味しくはないがコレなしではきっと私は死んでしまうのだろう。
なんとなくそう思えた。
そんなある日、この薄暗い部屋にとても眩しい光と共に何かが入ってきた。
ソレは、私と同じく動けるものだった。
動けるものを見たのはとても久しぶりで、私はふらふらとソレに近寄った。
そっと首筋に触れる。
ソレは私と違い、とても温かかった。
【食べたい】
私はソレの首筋に噛み付いた。
エサとは違う味。
あぁ、なんて美味しいんだろう……。
夢中でソレを啜っていると、ソレは何かを言っていた。
私にはわからない。
何を言っているの?
私はソレの顔を見上げると
ソレは頬を濡らしながら
泣いているような
嬉しそうな
そんな不思議な顔をしていた。
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昔考えてた小説からのスピンオフみたいな感じですね。
BGMのシュリ様にはいつもお世話になっております(″ノдノ)
▼sample
http://nana-music.com/sounds/019920c0/
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Comment
7commnets
- 1841お借りしました
- ニーサンお借りしました
- 蒼騎ありがとうございます!!
- 蒼騎
- いっちゃん‐相方募集!借りるねー。でもちょっと遅くなるかも!
- 蒼騎
- Simexozお借りしました。猫侍の口調で、すいません。