果実酒
さーちん
果実酒
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果実酒
壮大な愛が終わった
呆気ない夜に
のぼせたようなこの心を
しずめるための心地よいリズム
あぁ、なんだってこんなにも
乾いた素肌を
あたためるのはいつだって
誰かのためのわたし。
愛愛愛に酔うのは
ハイボールでもワインでもない
記憶の中を旅するのは
もう飽きたのよ
会い会い会いにいきたい
このこもった体温が
下がるのは束の間の休息
果実酒(ratafia)の恋心
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