声劇台本「第12話〜八分の一の勇者と魔王サートーの闘い」
aru-kai
声劇台本「第12話〜八分の一の勇者と魔王サートーの闘い」
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第12話試作
朗読イメージ用です
aru-kaiが一人で全部演ってみたバージョン
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雲の切れ間から射し込む一筋の光、白馬にまたがった男が、天空より舞い降りる。
彼の体から放たれる神々しい輝きに照らされ、魔王サートーの体が一瞬霞み、一人の女性の姿が重なって現れる。
魔: 店…長…
店: 斉藤…なぜにまだこのようなことを繰り返すのだ…
魔: 私はただ、この腐りきった人間社会を!悲しみの連鎖を!
店: 確かに、人間は過ちを繰り返す。しかし、間違ってこそ、人は強くなれるのだ。
魔: きれいごとを!
店: 忘れたのか…お前が初めてパートにやってきた日のことを…
魔: 黙れ!今更昔の話など!
店: あの日、私はお前に言ったはずだ。何度間違えてもいい。大切なのは、一生懸命であることだと。
魔: 黙れ!黙れ!
店: 私はお前の一生懸命な姿を見守ってきた。いつも、一生懸命なお前を…私は…
魔: 黙れー!!マツダイラテンチョウ!
(激しい轟音)
店: 分からぬと言うのであれば、私がお前を裁く!正しき道へと誘おうぞ!!
(激しい雷鳴)
魔: グワァァァァァァァァ!!!
テンチョウと魔王の姿が光の中へと消え去る…そこに一人の女性を残して…
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