恋と病熱
もっきん
恋と病熱
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好きなことが少なくなり
嫌いなことがたくさん増えた
窓に滲む 雲を見ていた
皆の背中を見ていた
言いたいことが だんだん増えて
言えないことがたくさん増えた
空が濁る頃に見ていた
夜になろうとするばかり
「何処にもいけない私をどうする?」
眩暈に溺れて 夢を見ていた
白昼夢にすべてを押し込んで
愛していたいこと 愛されたいこと
空っぽになるまで 詰め込んで
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