朗読【 とある春の出来事(中編】
あなた様のお名前
朗読【 とある春の出来事(中編】
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前回の続きです
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僕は意味が分からなかった
家がある?どうゆうこと??
僕は驚きながら質問した
女の子は泣きながら、次々と驚くことを話してくれた
「…私たちの村は、このダムの水で水没したの…母と父、弟…皆、皆死んじゃったの…」
その時少し疑問に思ったんだ
このダムは数十年前に建てられて
水を流し始めたはずなんだ
その時僕は9歳、、おかしい
僕は必死に頭の中を回転させて
一つだけ質問が出てきた
君は生きてるの??
彼女はぴたっと止まり、呟いた
「…死んでるよ…けど、雲の上に行けないの」
そう言った彼女の顔は、不安そうだった
彼女は分かってんだ、このままじゃこの世をさ迷う事を
僕は小さい頭をまた回転させて考えたんだ
一緒に遊ぼう!
何故かそう言い放ってしまった
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完結編に続く
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