【声劇台本】僕たちは1人だった part7
神崎静流
【声劇台本】僕たちは1人だった part7
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「あの頃、君との時間は僕のたったひとつの拠り所だった。君と離れることなんて考えられなかった。君のいない世界なんて無意味だった。君さえいればよかった。でも、だからこそ君の前から立ち去ったんだ。そうしないと、僕が君を狂わせてしまうから……」
二人きりの公園は彼らにとっての楽園で、同時にその外は茨の道しかなく、二人寄り添えば棘は一層深く食い込み、彼らを蝕んだだろう。
でも、それでも、二人ならその痛みに耐えていくことも出来たのではないだろうか?
ひとり苦痛に耐えるより、拙い言葉をかわすだけで、一緒にいるだけで笑い合える強さがあったなら……
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