<朗読声劇用>「立入禁止」

しゅ〜へい

はい！ 自分でも 朗読してみましたが 。・゜・(ノД`)・゜・。 なんで この台本を 書いたんだろう？ この台本 自分で朗読するの 避けてましたが 朗読してみました。 パチスロ店で働いてるんですが 大音量の店内の中 歩いてて 5分くらいで 出来上がった物です。 だけど 自分の朗読の台本で 2番目に多くの人が 読んでくれてる 台本になりました。 びっくり。 悩まずに書いた物のほうが 届いてくれるのかな〜。 「立入禁止」 前が見えない 右も左も見えなくて 見えてるのは 後ろだけ 僕に「明日」は遠すぎて 振り返ってみても 足跡は 強い風に吹かれ 雨に打たれ 消えている ここまで歩いて来た「証」なんて ひとつも残っていない こんな命に意味なんて あるのかな・・・ 視界から光を奪うように 月も星も ひとつも出ていない夜 「立入禁止」と書かれた 建て物のドアノブを 壊して 階段をのぼる 「せめて最後くらい 上にのぼらせて くれよ」 「どうせ本当の最後の最後は 自分らしく落ちていくんだから」 屋上に たどり着いた この足は止まることは無い 手すりを越えて 「現実」と「死」の ギリギリに立ってみる 意味の無い深呼吸をして 「3」 「2」 「1」 体を前に 倒す 体に当たる風が 落ちていく感覚が なぜか心地いい もう帰れない 僕には もう帰れない 「バイバイ」