【朗読】希望【台本】

江藤

病気になって 余命一年って宣告されて 全てを失った もう死んでもいいかなーなんて そんなことを思っていた僕に キミが言った 「ねぇ。きみ死ぬの？」 なんだよこいつ うぜぇっておもった けどきみはそれからずっと僕の隣にいた そんなある日、きみは見透かしたかのように いってきた 「キミ、死んでもいいやって思ってるんでしょ？ だめだよ、キミが生きる希望を持てないと言うのなら、 誰かのために生きるっていうのはどう？例えば、わたしとか！」 なんてわらっていってたっけな 僕はきみのためにいきたいと思った だけど 僕はもうすぐ行かなければ だから どんな形でもいい 生まれ変わったら また、きみに会いたい