とある誰かの憂鬱
貴方の名前
とある誰かの憂鬱
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愛情欲求と承認欲求が高い誰かの真似事をしているだけの誰か。
所詮私たちはただのコピーで、成功作で、失敗作なのだ。
みんなと違うと思いたかった誰かも、皆と同じことで悩み苦しみ、認めない様にひっそりと息を殺しながら窮屈に生きるのです。
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もう生きていたくない。
学校も嫌だ。仕事も嫌だ。
あの人とうまくいかない。
私を愛して欲しい。誰かを愛したい。
私だけの特別な居場所が欲しい。
誰もが持つ悩みで、皆と違うと思いたい私も所詮誰かの真似事をしているだけ。
「変わってるね」が褒め言葉じゃなくてただ、貶されているだけだという事も、もうとっくの昔に知っていた。
それでも私は知らないふりをする。
「そうかなぁ?褒め言葉だよ〜!」だなんて馬鹿なふりをする。
所詮私は誰かの特別でもなくて、皆と違うものでもなくて、神様が作り上げた、ただのコピーで…。
今日も言葉の裏を探りながら、顔色を伺いながら、ありもしない刺激とやらを求めてふらふらと死んだように生きるのだ。
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ありがとうございました(´∇`)
アレンジ自由です。
#朗読 #台本 #独白
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