【朗読台本】ふたりの時の過ぎる頃。【一人用】
朗読者:〇〇
【朗読台本】ふたりの時の過ぎる頃。【一人用】
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昨日上げた台本の人間目線です。
幕末を駆け回る1人の人間と、時を司る不死の神との、切なく儚い一幕というコンセプトです。
http://nana-music.com/playlists/612382/
・最初「時を司る神様と~」から「別れを告げた」まで
・「……ああ~」から最後まで
で、第3者→当事者と視点が変わります。
男女どちらでも、年齢いくつでも!
アレンジ・アドリブなんかも、自分が大好きなのでどしどし!
拍手くださればご自由にどうぞ!
(ぶっちゃけ煩わしいでしょうし、なくてもいいです笑)
【声劇台本】時の流れの変わる頃。
http://nana-music.com/sounds/015f896f/
1作目はここですので参考に☝︎( ˇωˇ )☝︎✨
http://nana-music.com/sounds/0160af9c/
自分でやるとこうなる☝︎( ˇωˇ )☝︎
✨勝手にご紹介!✨
http://nana-music.com/sounds/0160ae96/
あーたんさんが素敵にやってくれました泣きそうです。・゚・(*ノД`*)・゚・。
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時を司る神様と、少年は幼い頃から友達だった。
優しくて温かくて、たまに童(わらし)のような振る舞いをする
その神様は、いつも眩しかった。
笑って、怒って、悲しんで、喜んで。
どんな些細なことも、柔らかく受け止めてくれた神様は、
少年が幾つになっても変わらないままだった。
月日は流れ、少年は青年になった。
世の理(ことわり)を知り、
よくぞ今まで神様が発狂してしまわなかったものだと、
どうしようもなく胸が痛くなった。
知らず知らずのうちに、腐敗し、穢(けが)れきった街に
侵されていく自身をどうしようもできないまま、
いつしか青年も流されていった。
時を司る神様と、青年は友達だった。
その日、彼は少しだけ少年に戻り、
時を司る神様に別れを告げた。
……ああ、あの優しい神様は、また泣いてしまうのだろうか。
どうか泣かないで欲しい。
わたしなぞのために。
わたしを赦さなくていい。
だからどうか、もし再び巡り会えたならばーー。
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#朗読 #朗読台本 #切ない #時の頃シリーズ
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2commnets
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