さよならのかわりに
レフティーモンスターP
さよならのかわりに
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後半→http://nana-music.com/sounds/015ccff5/
2016年4月30日。
あと1日で5月というこの日に、あの子は天国へ旅立ちました。
この曲のストーリーに出てくる虹の橋というところで他の猫達と楽しく過ごしているでしょうか...
最初は餌をあげていただけでした。
毛並みも正直あまりよろしくなくて、完全な野良猫のはずなのにとても人懐っこかった。
向かいの猫ちゃんに似ているから「もどき」という名前を付けました。
もっとちゃんとした名前を付けてあげればよかったななんて最初は思っていましたが、なかなか私も本人も気に入っていました。
急にふらりとやってきた茶色い猫、もどきは体が大きめで元気なオス猫でしたが声はどんな猫よりも可愛い声でした。
顔はブサカワといったところでしょうか。
そんなブサカワでもやがて私にとって掛け替えのない存在となりました。
部活で遅くなった日も、塾で遅くなった日も、ちょっと散歩に行って帰ってきただけの日も、大雨の日も、欠かさず駐車場から玄関まで寄り添い、私の少し後ろをちょこちょこついてきていました。
お腹がプルプル揺れ、足がちょっと短いその姿はなんとも滑稽でしたがとても愛らしい姿でもありました。
「忠犬ハチ公みたいだね。」
猫なのにそんな風に家族に私は言っていました。
家にはメスの猫が2匹いるので、家には入れてあげれませんでした。
また、ついてきてくれるのを当たり前のように思ってしまっていた私は忙しい時などはあまり構ってあげれませんでした。
車に乗り込んでから振り向くといつも悲しそうに見送るもどきの姿が見えました。
もっと構ってあげればよかった
家で飼ってあげればよかった
冬寒かっただろうな...
夜安心して眠れなかっただろうな...
今更すぎる後悔の念が涙と共に溢れました。
どんなに願っても、どんなに祈っても
もう会えない悲しみ。
家に帰ってきて振り向いても
もうついてくる姿がない寂しさ。
様々な感情が混ざり私は泣くことしか出来ませんでした。
せめて私に出来ること。
前を向かなきゃ。
もどきの分まで精一杯生きなきゃ。
そして笑わなきゃ。
そう思いました。
私に出来ることは少ないけれど、せめてもどきにこの歌を捧げます。
いつまでも元気で。
「さよならのかわりに」
ゆれるカーテンの裏側
キミがいるような気がして
ただ風が吹き抜けては
また涙零れてしまう。
「会いたい」と 何度願っても
触れることは出来ないけど
キミと過ごした日常は
幻なんかじゃないよね?
目には見えなくても
傍には居なくても
たしかにキミの事感じるよ
ふと思い出して涙流す
日々は当分続きそうだけど
キミが僕にくれた
沢山の思い出が
この胸の隙間を満たしてくれるから
きっと大丈夫
また会える日まで
頑張ってみるよ
Comment
2commnets
- Anri(Learでした)@【大切なお知らせ】詳しくはプロフィールへ
- ェビ🍤素敵すぎます( ´•̥̥̥ω•̥̥̥` )