【朗読】くまの子ウーフ 3
光
【朗読】くまの子ウーフ 3
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ウーフは、両手を広げました。
蜜蜂はいつだって、こんな風にしてブーンと飛んでくるのです。
ぶーん ぶううーん
ウーフが唸っていたら、ほんとに、ブーンと小さな唸り声がして、金色の蜜蜂がやってきました。
目の前の釣鐘草の花に止まって、羽を震わせています。
「あ、蜜蜂。ぼくね、君みたいな蜂になりたいの。どうやって飛ぶか、教えてよ。」
ウーフは両手を広げて言いました。
「見てて!いま、飛んでみるからね。」
ウーフは、ぶーんと唸って、飛び上がり、すぐにズテンと転びました。
その途端に、蜜蜂は釣鐘草の花から、舞い上がりました。
ぶーんと唸って、挨拶もしないで飛んで行きました。
「おーい、まってよ、みつばちーーー」
ウーフは追いかけました。
神沢利子 作
BGM レーニャ様
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