雪降る夜に
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雪降る夜に
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大切な存在を失ってしまったあなた。
その時の無さそうでありそうな事象を綴ってみました。
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《セリフ》
雪降る夜。
僕は鉄橋の上から、流れる大きな川を見つめていた。
空から舞い落ちる氷の結晶は、僕の身体から体温を奪っていく。
悴む手。けど、この手を温めてくれる君は……もういない。
小さくて、可愛くて、大切な存在だった君。
そんな君と…話す事も、笑い合う事も。抱きしめる事も……もう出来ない。
君という存在で埋まっていた僕の心は、ぽっかりと穴が空いてしまった。
生きる理由を失った僕の人生に、もう価値なんてない。
鉄橋の柵に脚を掛け、僕は勢いよく身を投げ出した。
待っててね。今、君の所に逝くから。
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一人称の変更、アドリブどぞどぞ(っ´∀`)っ
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