空の境界〈朗読声真似〉
両儀式
空の境界〈朗読声真似〉
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最後の方のあのシーンがたまらなく泣きそうだったので声真似になってないけど大好きなのでやってみました!
たとえば雨。霧のように降りしきる放課後。たとえば夕暮れ。燃えるような教室の景色。たとえば雪。初めてあった白い夜と、黒いかさ。きみがいて、わらっているだけで、幸せだった。安心できて、不安なのに。きみがいて、あるいているだけで、嬉しかった。一緒にいれて、一緒じゃないのに。ほんのひととき。その木漏れ日が暖かそうで立ち止まっただけ。けれど、いつか同じ場所に居られるよときみはわらった。……その言葉を、ずっと、誰かに言ってほしかった。―それはほんとうに夢のような日々の名残。
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