たった一つの綺麗なもの
ご自由にどうぞ
たった一つの綺麗なもの
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#声劇 #台本
アリス×チェシャ猫
前回ギャグだったんでシリアスにしました
アリス「ねえ。猫さん」
チェシャ猫「なあに?アリス」
アリス「人間って汚いよね」
チェシャ猫「うん。確かに汚いや」
アリス「…皆死んじゃえば良いのにね」
チェシャ猫「うん。そうだね」
アリス「私、自分が汚れてるって知ってた。けど…死ぬのは怖かった。でも今はもう死んでいい気がする」
チェシャ猫「それは出来ない。いや…させない」
アリス「なんで?」
チェシャ猫「君は僕の中で唯一綺麗なものだから。…君が大好きだから。死んでほしくない」
アリス「…バカ」
チェシャ猫「…うん。ごめんね」
アリス「私は猫さんとは幸せになれないの?」
チェシャ猫「待ってる。ずっと君がここにまた迷い込むまで。君がおばあちゃんになってもここでずっと待ってる。だから…それまでさよなら。僕だけの可愛いアリス」
前回と変わりすぎw
実はチェシャ猫編のアリスは少し中学の頃の私をモデルにしています
嫉妬深い女子、外見で人を判断する男子、綺麗事並べて型にはめようとする大人
全てが信じられなくて
人生を止めてしまうのも、先の見えない未来に進むのも怖くて苦しかった
でも、多分この苦しさを感じなくなったら私は人間ではなくなる
大人になることって辛いんですね
どうか悩む人がこの先の人生で生きてて良かったと思えますように
音源感謝!
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