【朗読台本】忘れていく映画【一人声劇】

あなたのお名前

すてき。すてき。 ▤ ▥ ▦ ▧ ▤ ▥ ▦ ▧ ▤ ▥ ▦ ▧ ▤ ▥ ▦ ▧ ▤ ▥ ▦ ▧ ▤ ▥ 映画のトレーラーを見た。 どんな物語なんだろうって どんなわくわくが待ってるんだろうって 始まりのブザーが泣くのを待った。 でも、その物語は 以外にもつまらないもので溢れていた。 まだまだ続きそうな長編映画の中 見るのをやめたいと思うこともあった。 つまらなかった。見るのが辛かった。逃げたくなった。 でも、ヒーローの登場で映画の色が変わった。 いつでも主人公にそっと寄り添っている男性。 とても素敵でかっこいい。 「結婚してください」その男がそう言った。 「ありきたりなプロポーズね」彼女はそう言って泣いた。 それから始まる二人の物語。 なんの変鉄もない日常が描かれている。 それが嬉しかった。それが幸せだった。それが愛おしかった。 もうすぐ、エンドロールがくる。 そこには何が書かれているのだろう。 エンドロールにはあなたと二人それでいい。 エンドロールにはあなたと二人それがいい。 ▤ ▥ ▦ ▧ ▤ ▥ ▦ ▧ ▤ ▥ ▦ ▧ ▤ ▥ ▦ ▧ ▤ ▥ ▦ ▧ ▤ ▥