【朗読】てぶくろをかいに 3
新美南吉(光)
【朗読】てぶくろをかいに 3
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暗い暗い夜が風呂敷のような影をひろげて野原や森を包みにやって来ましたが、
雪はあまり白いので、包んでも包んでも白く浮びあがっていました。
親子の銀狐は洞穴から出ました。子供の方はお母さんのお腹の下へはいりこんで、そこからまんまるな眼をぱちぱちさせながら、あっちやこっちを見ながら歩いて行きました。
やがて、行手にぽっつりあかりが一つ見え始めました。
それを子供の狐が見つけて、
「母ちゃん、お星さまは、あんな低いところにも落ちてるのねえ」とききました。
「あれはお星さまじゃないのよ」と言って、その時母さん狐の足はすくんでしまいました。
「あれは町の灯なんだよ」
その町の灯を見た時、母さん狐は、ある時町へお友達と出かけて行って、とんだめにあったことを思い出しました。
およしなさいっていうのもきかないで、お友達の狐が、或る家の家の鴨を盗もうとしたので、
お百姓さんに見つかって、さんざ追いまくられて、命からがら逃げたことでした。
新美南吉 作
BGM レーニャ様
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Comment
3commnets
- 光💫SteЯneはnana育休中さん もうこれ読み終わったら次に読む絵本も決めてあるぜ!w
- 光💫SteЯneはnana育休中
- 🌼nao🌼🐈ꔛ❤お休み中ですゴメンネ🙏🏻💦光さんありがとう〜~(´﹀`)