【一人声劇】雨を呼ぶ咆哮【朗読台本】
解説
【一人声劇】雨を呼ぶ咆哮【朗読台本】
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皆さんにやっていただきありがとうございます!
色んな解釈を見ることができて嬉しく思います!!
ここからは私の解説になります。
BGMは朝方をイメージしてます。
陸戦中の一人の兵士のストーリーです。
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あなたは今何を思っていますか?
(残してきた恋人や家族に)
少しでも僕のことを
想っていてくれたら嬉しいです。
今日はいい天気です。
(爆薬を積んだ敵軍の飛行機や味方機が)なにもない空が続いている。(まだ見当たらない)
(空襲や弾丸の)雨の日は
たくさんの人の体温を奪いました。(死)
(ガスで)曇りの日は
たくさんの人が涙を流しました。
(催涙ガスや毒ガスで苦しんで死んでいく様)
こんなこと間違っている。(戦争に反対)
僕も…きっとみんなもそう思っています。
(皆、口にはだせない)
でも勇気をだして(間違っていると)叫んだ彼は
僕らの目の前で(上官によって)肉の塊になりました。(殺された)
(自らの手で)命を奪うこと
(逃げ回り自分の)命を守ること
(親しい仲間達の)笑顔が消えること(死)
(防空壕に静かな)嗚咽が響くこと
…正直、もう疲れました。
大きく息を吸い込んで。
(これから死ぬという)涙も(恋人や家族に何もできなかった)悔しさも(なにもかも)全部詰め込んで。
「では!行って参ります!!」
(上官の命令に従う。この言葉が自分が他の者に残す最後の言葉となる。)
僕は今。声より大きな叫びをあげます。(特攻。爆薬と手榴弾を手に敵に向かう。)
君に…誰かに…(この命の爆音が大切な人に、そして戦争を止めてくれる誰かに)届くと信じて。
今日は(まだ)いい天気です。
この空がずっと続けばいいのにな。
(続かないことを知っている、なぜなら)
その思いとは裏腹に
僕は雨を呼ぶ合図を送るのです。
(この自分の攻撃がこの日の最初の一撃となり、また弾丸の雨を呼ぶ合図になるから。)
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まだ何も起こっていない朝方に銃の無くなってしまった部隊が敵兵を見つけ、上官の命令で自決用だった手榴弾と少しの爆薬を持ち、その身1つで特攻を仕掛けるという悲惨な物語です。
大きな叫び、咆哮は爆発音のことです。
解説のない文章だけでも何人かは泣けるや悲しいって言っていただいて何かを伝えることが出来たようでとても嬉しいです。
これを見てまた誰かがなにかを考えてくれれば幸いです。
そして、もう一度やってくれてもいいんだよ?www
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