帰路「声劇台本」
我夢
帰路「声劇台本」
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あと何回こうして君と
帰ることができるのだろうか。
なにも変わらない夕焼けの下で
君の顔は少し影を帯び
オレンジ色に輝いていた。
遠くに聞こえるカラスの声を、僕は
少し五月蝿いと感じた。並んで帰る
2人の影はからからと揺らめき
車輪は廻る。まるで
かざぐるまみたいでどこか
悲しくなった。
「どうしても、君に言わなくちゃ
いけない事があるんだ…」
僕は君に語りかける。君は振り向き
僕をみて何?と微笑む。
「僕は本当は…」(間をいれる)
君は僕の言葉を
遮って「知ってたの。」
それだけ告げると君は消える。
僕は1人いつもの夕空を
ひとりで歩いていたのだ。
だって…(間をいれる)
君の姿を僕は知らないのだから。
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7commnets
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