【一人声劇】碧いファレノプシス【朗読台本】

あなたの名前

台本です！！悲しい系かな？ なんか題名が呪文カードとかにありそうだけど、そんな感じのじゃないですよw ファレノプシスは胡蝶蘭のことです！ 性別変換アレンジなど大歓迎です！ ーーーーーーーーーーー 僕が生まれたことは奇跡だった。 僕の家はいわゆる王家で、父は王様。だけど、母は子供が生めないことで散々いじめられていた。 ある日父が突然死んで、国はパニックになった。でもタイミングよく、母は僕を宿していた。 愛情も期待も全部僕にそそがれた。 初めは嬉しかったはずなんだけど、それが苦しみに変わったのはいつからだっけな？ 期待通りに生きれば、誉められ、必要とされるけど。その分僕の内側は醜いもので染まっていく。 僕は知ってるんだ。 この家と僕になんのつながりもないことを。 部屋の隅に飾られた高級な花。 ある国では蝶。ある国では蛾。 まるで僕と同じじゃないか。 君も自分の存在を悔やんだりするのかな？ その花を見つめているとまるで僕をみているようで…… そうして僕はこの青い花を めちゃくちゃに切り刻んだんだ。 ーーーーーーーーーーーー もしよかったら朗読お願いします！！( *・ω・)ノ