プロパガンダ【声明文有り】

カラスヤサボウ

声明文 まず、このサウンドに対して少しでも興味を持ってもらったことに対して感謝いたします。 今回自分は現在のnanaの現状、そしてそのnanaを使っているユーザーの皆様、そして届くかはわかりませんが運営の方々に疑問を投げかけるべくこのサウンドを上げさせて頂きました。 先に言っておきますが、誰かの作品やユーザー個人等を貶す意図はないです。(しかし意見ですので否定的な部分はあると思います。) またこの文章も一個人の意見に過ぎないので賛同等を強要したり価値観を押し付けたりするものではないことを断っておきます。 そしてここから自分の主張したい意見になりますので、「です、ます調」ではなくなりますが、強く主張したいという元でのことなのでご理解いただけると幸いです。 ※かなりの長文なので時間がある時にゆっくりお読みください※ . 自分がこのサウンドを上げようと思ったきっかけは、最近のnanaにおいて"ランキング"と"人気曲"という２つの要素がnanaの本質である「知らない人と繋がり、共に音楽を楽しむ」というものと上手く合わさり機能していないのではないかと思ったからである。 何故そう思ったか、それは最近のランキングを見ていて「同じ人」、「同じ曲」が日々ランクインしているということ。 その原因を自分なりにいろいろと調べ考えてみた結果、「同じ人」というのは"フォロワー数"や、そこから生まれる"ランキング常連者の繋がり"が原因であると結論づいた。 フォロワー数が多いというのは音楽を楽しんでいる中での努力の功績である可能性は十分にあるので否定するつもりはない、が、その方法が明らかに音楽を楽しんでいての功績じゃない場合は少し否定的な印象を持ってしまう。 また、常連者同士で繋がることも「知らない人と繋がり」という部分に沿っているので否定するつもりはないが、正直言って最近の行動を見させて貰うとその関係に依存している感がどうしても否めなくなっているのである。 そしてそこで更に出てくるのが"人気曲"という問題である。 人気曲というのは今一番この曲が熱い！とピックアップすることで知らない曲に触れさせるという目的と、その曲はこんな風に歌われているよ！という参考+ユーザーの堀返しが目的であると推測する。 しかしこの人気曲、アルゴリズム等は謎が多く、更に５曲×１０人ということで選ばれた50人はかなり再生数等が伸びるのである。 その再生数の伸びを狙ってこぞってユーザーがその曲を歌うので「音楽を楽しむ」という部分が「再生数の為」「名を売るため」という商業的な思考に切り替わり、本質的な部分が欠如していると感じるようになった。 更にその人気曲はランキングにも入ってしまうので、ランキングには「同じ曲」が複数並ぶというとても悲惨な状況になってしまっている。 そしてランキング常連者も例外ではなくこれを歌うので横の繋がり+人気曲という99%ランクインするであろう物が出来上がり、最初に言った「同じ人」、「同じ曲」現象が起きてしまっていると考えられる。 ここから何が言いたいかというと、nanaの本質である「知らない人と繋がり、共に音楽を楽しむ」ということから言うのであれば、 本来"人気曲"は知らない曲・ユーザーを知る場所になり、"ランキング"は本当に音楽を楽しんでいる中で技量がある人が得られる敷居の高い場所になるべきである。 が、今の現状、「人気になりたい」「人の目に触れたい」「フォロワー数を増やしたい」という商業的な思考のせいで、本質である『音楽を本当に楽しんでいる』人たちでは無いと思われる人で埋め尽くされていると感じるということである。 少し話は変わるがnanaというアプリはその場で手軽に録音ができる、重ね録りが出来る、というのが本来のコンセプトである。 そのnanaというアプリで何故か"あらかじめMIXなどをしたサウンド"、"エフェクト機材を通して録音したサウンド"などがたびたび見受けられる。 果たしてその行為はnanaというアプリに置いて正しい行為なのだろうか？ どんな人もフェアに投稿が出来る、そんなnanaというアプリに機材等を使わないと出来ない良くも悪くもハイクオリティなサウンドがあるのは如何なものかと思う。 特定の人との商業的なメリットだけを重視したコラボだったり、加工音源サウンドを投稿するというのはnanaというステージでは場違いだと自分は感じる。 そういうことがしたいのであればnanaではなくニコニコ動画やyoutube等の動画サイトに行っていただきたいと少なからず自分は思ってしまう。 純粋に音楽を楽しむ為にnanaというアプリを使用している者からするととても自己中心的で邪魔な存在に思えてしまうのである。 今一度考えてもらいたい。 nanaとはどういうアプリなのか。 本当に音楽を楽しめているのか。 自分の行動は商業的になってしまってはいないか。 nanaというアプリの本質を理解できているのか。 . ここからは余談ですが、とても大切なことだと自分は感じているので最後までお付き合いいただけると嬉しいです。 先日これと同じような声明文的サウンドをランキングにて見かけました。 しかし使っている曲は人気曲のもの、確かに入れば人の目にも触れてランキングへの道は近付くと思います。 がしかしその行為自体が「商業的」であるということに気付けていないなと、自分は思ってしまいました。 ある意味これは商業的な考えで拡散したほうが効率も良いでしょうし悪いわけではないです。 ただ少し、説得力に欠ける何かがあるかなと、そしておそらく同じ考えを持っている一部の人はそのサウンドを開きもしないのではないかと、自分は思ってしまいました。 もちろんこれも自分の一個人の意見ですのでご理解ください。 それも踏まえて自分がこの曲を選んだ理由を説明いたします。 この曲プロパガンダは作者のカラスヤサボウさんが3年前にニコニコ動画のボーカロイド文化に対して疑問を持ち作った曲です。 自分はこの曲をつい最近聴きまして、あまりの衝撃に言葉が出ませんでした。 それに加え、nanaへの疑問と丁度重なる何かがあったので今回行動に移そうと思ったわけです。 なのでこの声明文も構成など、少し参考にさせて頂いてる部分があります。 そしてこの曲なんですが、歌詞や曲調等もかなり考え込まれていて(詳しくは調べてみてください)、内容も自分の言いたいことと重なる部分が多々あり、そして何と言っても今回自分が大事にしている"好き"で"歌いたい"という音楽を楽しむ要素を強く思ったので歌おうと思ったんです。 しかし、聴いてわかるとおり今の自分の技量では難しく、上手く歌えていないんです。 なので最初は本家様の動画を録音してBGMとして使おうと思っていたのですが、これもまた安定を求めた商業的な考えなのではないか、nanaというアプリの使い方として正しくないのではないか、と思いnanaというアプリ特有の"コラボして手軽に歌える"と言うものを尊重させていただきました。 上手くは歌えていませんが、「音楽を楽しむ」ということに関して上手い下手ではないと考え、歌えるか歌えないかは関係ないなと思いまして、好きだから歌いたいと言う気持ちと皆さんに伝えたいという意志を前面に押し出して歌わせていただきました。 この曲がランキングに入る入らないは自分は気にしていません。 がしかし、もし入ったとしたならばそれは「商業的」な思考に、現在のnanaに、少しでも一石を投じれたのではないか、と思います。 拍手・コメント等、強要は致しません、各自の判断でお願いします。 が、お願いを1つするのであれば出来るだけ多くの人に見て頂きたいと思うので、「これは確かに思うなぁ」や「俺はこれには賛同できないわ」等、各自の意見を持って拡散をしていただければそれはとても嬉しい事です。 何度も言いますがこれは一個人の意見なので賛同等を強要するものではありません。 また、コメントで意見を書き込む方がいることを想定して、気を付けて頂きたいことがあります。 それは常識あるコメントを最低限のルールとし、出来るだけ敬語・ですます調でお願いしたいということです。 1人1人意見が違うと思いますので、"議論と喧嘩"、"否定意見と誹謗中傷"の違いが分からない方はコメントを控えて頂きたいと思います。見つけ次第削除しますのでご了承ください。 . 長々とお付き合いありがとうございました。 最後になりますが、このサウンドが一石を投じる存在になることを願い、この声明文を書くきっかけになったカラスヤサボウさんの文章を引用し終わりとさせていただきます。 私の思考の結果としてここに声明文を記させていただいた。 この文章もそれぞれの考えをもって読まれることを祈って。 2015年　12月2日 iZu(12月3日加筆、12月3日公開)