【一人声劇】2つの歪な忘却曲線【朗読台本】

あなたのお名前

台本です！よかったら使ってください！ 超記憶の少年と記憶障害の少女の話。 男の子目線です。 ーーーーーーーーーーーーー 僕は、天才だ。テストは満点、神経衰弱で負けることは絶対にない。 これは病気なんだけど、苦しいなんて思ったことはなかった。 ある日僕は出会ったんだ。 病室でこちらを見て悲しげに佇む彼女に… 「君！名前は？」と聞くと彼女は驚いたが、ポケットから紙を何枚か取り出して「これのどれか！」そういった。 「ご飯、寝る、好き、カスミ……じゃあ君はカスミちゃんだね！」 彼女は脳が萎縮し、記憶がなくなっていく障害の持ち主だった。 でも、僕は毎日病院に通い、君に会いに行った。君が僕を忘れても僕は君を忘れない。なんて素晴らしいことなんだ。いくらでも何度でも君に覚えてもらおう。そう思っていた矢先だった。 彼女は最後「あなた…誰？」そういって死んだ。 この苦しい記憶は永遠に続く。普通に覚えて、普通に忘れて、それができたら僕らは…そうやって僕は運命を呪った。 ーーーーーーーーーー 最初に書き出したものから半分くらい削りましたw １分半って短いね（ ＴДＴ） 女の子目線も作りました！よかったらどうぞ↓ http://hibari.nana-music.com/wp/00de0a28/