【声劇】無題
(あなたのお名前)
【声劇】無題
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鈍色に囲まれて生きる少年のお話。
↓以下から読んでください。
いつも人のせいにする自分が嫌いだ。
いつも自分のせいにする君が嫌いだ。
こんな腐った世界で生きるあいつらが嫌いだ。
人を見下し、惨めな奴だと笑い、哀れむ。
あいつらは自分よりも弱い人間を作りたいんだ。
あいつらは安心して自分達が生活できるように平気で誰かを犠牲にするんだ。
君も僕もその犠牲の一人だろ?
散々虐げられているじゃないか。
僕らは自分の舞台で主人公になることはできないんだ。
面白い例えだねって?
何が面白いのさ。
僕は君の強さが嫌いだ。
そんな風に笑うところも嫌いだ。
君と会う度に胸が苦しくなる。
君の笑顔を見る度に鼓動が早くなる。
なんでだろう。病気かな。
まぁ、いつ死んでもおかしくはないけど。
僕は君と会えなくなってもいいよ。
こんな思いをしなくて良くなるから。
…そろそろ時間だ。
また明日も会いにくるよ。
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朗読二本目。
以下ちょっとした話。
→
“君”は嫌い。
でも会いたい。理由はわからない。
"君"と会うことが僕の生きる意味だ。
→
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