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3commnets
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    yoji kantani
    ある日、当然のように次の祭りで踊れと言われましたが もちろん 嫌なのでした。しかしその子には好きな人がいたのです。好きな人に「山車、見に行くからな!」と言われた時は 恥ずかしくて嫌になりそうでしたが、、少し嬉しかったのです。 そうして本番、裏からみたら人がたくさん通っているのが見えました。逃げ出したくなったけれど、左のほうに「好きな人」が立ち止まって 始まるのを待っていたのでした。 逃げるのを我慢して、キツネの仮面を被ると 何もかもを忘れるあの感覚がこみ上げてきて、スッと右足を舞台に出しました。 『…踊れ!』
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    yoji kantani
    ある子は普段は内気だけれど、昔から家系の事情で山車での踊りをやらされていました。….いやいやだったけれど身体に染み込むくらいのお稽古が毎日のようにありました。みんなの前で踊るなんて…そう考えるのが嫌で嫌で、いつの間にか踊ることで「みんなの前で踊る」という事を忘れるようになっていました。
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    yoji kantani
    僕の知っているあるお祭りでは、山車(だし)と呼ばれるものが何台も停まっていて、各山車でキツネや獅子の仮面を被った子供が音楽に合わせて踊っているのです。 その子供に焦点を当てた曲です。 (ここからは完全にフィクションです)